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看護師と託児所

通常、専業主婦や夜勤など特殊なシフトのない職場のママさんたちは、出産後、幼稚園や保育園などに預けて仕事をし、仕事が終わったら幼稚園や保育園に迎えに行くという方法で育児と仕事の両立を図っています。
看護師の中でもアルバイトやパートなどの非常勤や、日勤帯しかないクリニックなどの看護師さんたちは同じように幼稚園や保育園でも仕事を続けることが出来るでしょう。
しかし、大規模な病院などで複雑な勤務シフトに答えながら働く常勤の看護師は、幼稚園では預かる対象ではなくなってしまいます。
保育園も24時間体制の保育園であれば受け入れることは可能ですが、病院の近くに24時間体制の保育園があるとモ限りません。
また、通常の保育園や24時間体制の保育園などにうまくはいることができたとしても、子どもは体調を崩しやすいものです。
病気になった、熱が出た、怪我をしたなどとそのつど保育園から呼び出しがきてしまうことに。
これではおちおち仕事もしていられません。
実際、子どもを安心して預けられる場所がないなどの理由から職場に復帰することが出来ず、資格を持ったまま仕事に通ことが出来ない潜在看護師が50万人以上いるといわれているから驚きです。
今、病院の看護師は慢性的な人手不足を抱えています。
この人手不足を解消させるためにパートやアルバイトなどの非常勤体制の強化なども行っていますが、より強力な手段は、働いている病院の中や敷地内に働いている看護師たちの子どもを預かる託児所を設けている病院があります。
24時間体制で交代で保育士が子どもの面倒を看るほか、急な病気やケガなどはその病院で治療したり、安静に休むことが出来るので、安心して子どもを預けて働くことが出来ます。
こうした託児所を設置する病院は増加傾向にあり、看護師の人材不足の解消が期待されています。